Rank Trackerのワークフロー:
SEO PowerSuite
多言語バージョン

最も収益性の高いキーワードの検索
(Rank Trackerを活用)

簡単にランク入りするトラフィックと販売を生むキーワードをお探しですか?お尋ねするまでもないですよね。

製品やサービスを探す場合、御社の製品を購入する可能性がある人々は、検索エンジンに頼ります。探し物をしている人々は、検索用語、あるいはキーワードを入力して検索した結果、きっとトップに表示される御社のサイトを見つけるでしょう - 御社がこの特定の用語にSEOに関する努力を惜しまなかったならば、ですが。

とはいえ、人によって習慣は様々であり、同じことを表現するのに何百通りの単語の組み合わせが利用されることが想定されます。そのため、SEOキャンペーンの出発点は、ユーザーが使用する可能性のあるすべてのキーワードを見つけ、SEOの作業に取り組むべき最良のキーワードを選択することです。

ステップ 1:シードキーワードの決定

シードキーワードとは、キーワード調査で基本キーワードとして使用される語句です。自分で語句を考え出すのではなく、Rank Trackerがプロジェクトを作成するとすぐにGoogle AdWordsとAnalyticsからシードキーワードを収集することができます。

方法: Rank Trackerがまず最初の検索を行います。Rank Trackerを開き、プロジェクトを作成します。ステップ 2の[Google AdWordsアカウントを承認]をクリックして、Rank Trackerに認証情報を入力すると、御社のサイトのコンテンツに関連するキーワード候補を取得します。[Google Analyticsアカウントを承認]をクリックすると、既にトラフィックを呼んでいるキーワードをGoogle Analyticsから直接取得します。アクセスが承認された後、[次へ]をクリックします。AdWordsとAnalyticsから取得したばかりの30のキーワードの一覧が表示されます。

ヒント: キーワード候補をご自分でも考えてみてください。5から10のキーワードを追加してみましょう。御社の製品とは何なのか、何をするのかを最もよく表す言葉、つまり顧客が検索エンジンで御社のサイトを検索する際に使うと思われるキーワードを考えてみてください。

例えば、御社のサイトがデジタルカメラを販売しているとします。この場合、シードキーワードは「デジタルカメラ」、「オンラインでカメラを買う」、「オンラインカメラショップ」などが考えられるでしょう。

ステップ 2:新しいキーワードの検出

プロジェクトを作成した後、調査を続け、ターゲットとなる可能性のあるキーワードの包括的なリストを取得します。

方法: 1.Rank Trackerのパワフルな調査メソッドを活用します。Rank Trackerのワークスペースから1つまたは複数のシードキーワードを選択してコピーします。次に、キーワード調査モジュールを開き、キーワード調査方法を選択します。キーワード候補を導き出すために使用される調査ツールをここでさらに選択することができます。どの調査方法から始たらよいか分からない場合は、[キーワード候補]ダッシュボードを開き、[Google AdWordsキーワードプランナー]を選びます。これは何百ものキーワード候補を生成するのに最適な選択肢です。

[キーワードの入力]ボックスにコピーしたシードキーワードを張り付け、[検索]ボタンをクリックすると、指定されたキーワードに基づき、Rank Trackerが新しいキーワードを検索します。

ダッシュボード右上にある ボタンを クリックして、除外キーワードを指定し、特定の語句を調査から除外することもできます。

ヒント: 1.複数の調査方法を使用してください。さらにキーワード候補を活用できると思われる場合は、他の調査方法を利用して同じ手順を繰り返します。各方法で数十から数百の新しい候補が生成されます。

  • ランキングキーワード: サイトが現在ランク入りしているキーワードの一覧です。御社のサイトだけでなく、競合他社の検索を実行することができます。
  • キーワード候補: Google Adwords Keyword Planner Tool、Keyword Discovery、Yandex WordStat等、最も利用されているオンラインツールからキーワード候補を取得します。
  • オートコンプリートツール: Google、Bing、Yahoo、Yandex、YouTube、Amazonのオートコンプリート機能が提案する候補からキーワードを抽出します。
  • 関連検索: 最初に準備したキーワードに関連する可能性があり、Google、Bing、Askで頻繁に検索されるキーワードやフレーズを見つけます。
  • ドメインリサーチ: サイトが販売促進を進める可能性が高いキーワードのリスト(ターゲットページ別Google AdWords、Google検索コンソール、Googleアナリティクス、競合TF-IDFエクスプローラ)を取得します。
  • 関連する質問: ターゲットとするキーワードを使ってユーザーがインターネットで最もよく尋ねる質問を探します。
  • キーワードの組み合わせ: ターゲットキーワードのすべての可能な組み合わせとスペルミスの様々な可能性を特定します。

2. 上記のキーワード検索方法で取得したすべてのキーワードは、自動的にキーワードサンドボックスのモジュールに保存されます([キーワード調査 > キーワードサンドボックス])。このキーワードのアーカイブは時々見返して、キーワード候補に関して新たなアイデアを練るのに利用することもできます。


2. 地域の修飾語とブランド名を追加します。キーワード候補にはあまりにも一般的すぎるように思われるものもあるかもしれせん。特にサイトのSEOのを開始したばかりの場合は、キーワードを地域の修飾語句やブランド名と組み合わせることで、キーワードをより具体的に、かつ特定の業種に関連させることが得策です。

Rank Trackerのプロジェクトで、これまで取得したすべてのキーワードをコピーします。[キーワードの組み合わせ]を開いて検索方法に進み、ドロップダウンメニューから[単語の組み合わせ]ツールを選択します。メインのキーワードを最初のボックスに貼り付け、関連するブランド名や場所を他の2つのボックスに入力します。これをキーワードに加えると、多くのロングテールのキーワードが生成されます。

ステップ 3:最も効率的な用語の選択

キーワード調査の初期段階では、キーワードの需要(検索数)と競合性の2つの要素が重要となります。キーワードの需要とは毎月のキーワード検索数であり、競合性は検索エンジンの結果でそのキーワードに関して競合するサイト数です。

競合性対検索量の割合は、Rank TrackerのKEI(キーワード効率指数)式に基づいています。この指数を利用すると、比較的簡単にランク付けできる上、多くの訪問数をもたらす可能性があるキーワードをすぐに選び出せます。

Rank Trackerがキーワードを特定すると、自動的にその効率統計を収集するため、最大の可能性をはらむ語句とトピックが簡単に見分けられます。

方法: 1.KEI列の分析を行います。キーワードとキーワードグループを調べ、KEI列を詳しく吟味して最も効率的な語句を特定します(KEI値が高いほど効率的です)。各キーワードグループの合計KEIと予想される訪問数も表示されます。これは、1ページでグループ全体をターゲットにした場合の効率性を評価するのに役立ちます。

ターゲットにする最も効率的な語句(サイトの既存のコンテンツに統合できるキーワードと、新しいページを作成するために必要なキーワードの両方)を決定します。サイトの規模とSEOに費やすことが可能な時間に応じて、選択する語句数は上下するかもしれません。この段階では、ほんの一握りのキーワードを選択するだけで十分です。さらに多くの語句をターゲットにする余裕ができたらいつでもここに戻り、新たに指定することができます。

最も効率的なキーワードを選択を終えたら、選択範囲を右クリックして、[選択したキーワードをターゲットキーワードに移動]オプションを選択して、選択したキーワードを[ターゲットキーワードダッシュボード]に移動します。

2. 購入意思の評価を行います。キーワードを検討する上でのその他の有用な角度に、利益を生み出す可能性を考慮することがあげられます。キーワードの検索量を見ると、いくつかの語句が優良候補に見えるかもしれません。しかしトリッキーなのは、頻繁に検索される語句の大半は純粋に情報を提供するものであることです。これらのキーワードのランキングはサイトへ訪問者を引き付けるとしても、多くの売上をもたらすことはまずありません。Rank Trackerでキーワードリストを調べて、すべての語句についてこういう観点で考察してみましょう。この語句で検索するユーザーは購入を検討しているのだろうか?その答えが確実に「イエス」なら、それが「今すぐ購入」タイプのキーワードです。こういったキーワードのコンバージョン率は非常に高いでしょう。

購入意思を評価する上で、Google AdWordsのクリック単価が役に立つ指標となります。クリック単価を使用すると、語句のコンバージョン率をかなりしっかりと把握することができます。基本的に、コストが高いほど売れ行きがよくなります。感覚的にも分かりやすいでしょう。AdWordsの広告主がクリック毎に払う金額が高ければ高いほど、その広告主にとってそのトラフィックの価値が高いわけです。

この指標は、デフォルトで、ツールがキーワードを収集する際に算出されます。タスクが完了すると、ダッシュボードに[クリック単価]列が表示されます。クリック単価]の列のヘッダーをクリックして、クリック単価(=コンバージョン率)でキーワードを並べ替え、オーガニックキーワード戦略に組み込めるコストの高い語句を探します。

3. ターゲットキーワードに最も重要な用語を指定します。最も効率の良い検索用語を選択した後、[ターゲットキーワードモジュールに移動]をクリックして、それらをメインのRank Trackerのワークスペースに追加します。これらのキーワードのマッピングと追跡を開始できる状態となりました。

ターゲットキーワードに追加していない用語は、[キーワードサンドボックス]モジュールに引き続き表示されます。

ヒント: 1. 激しい競合性の除外を行います。サイトのSEOを開始して間もなくならば、極端な競合性を持つキーワードは(たとえKEIが良好でも)当座の間、除外した方がよいでしょう。何百万ものサイトが特定のキーワードのランキングですでに激しく競っているため、そのキーワードで上位にランク入りするにはしばらく時間がかかります。

2. 残りのキーワードから最もKEIが良好なキーワードを選択します。KEIが底辺のキーワードは無視します。こういったキーワードは競争が激しい割には毎月の検索数がさほど多くなく、割が悪いものです。

3. キーワードを移動する際に、特定のキーワードグループに指定することができます。さらに、[ターゲットキーワードダッシュボード]では、キーワードグループの微調整が可能です。意味的類似性の度合いのレベルに応じて、キーワードグループを自動的に再グループ化することもできます。個々の用語ではなくトピック全体で処理することができ、すっきりと整理されたワークスペースで容易に管理そしてナビゲートができるようになります。

グループを少し再編成する必要がある場合は、(グループを選択し、選択を右クリックして[グループをマージする]を押し、)複数のグループを1つにまとめることができます。(移動させたいキーワードを選択して[別のキーワードグループに移動]ボタンをクリックし、)別のグループにキーワードを移動することも可能です。さらに、キーワードグループのグループ解除または削除することもできます。

この操作は、[キーワードサンドボックス]内のキーワードグループを[ターゲットキーワード]に移動する前に行うこともできます。

ステップ 4:キーワードの難易度分析

これまでの作業で、[ターゲットキーワード - > キーワードマップ]の下に、有望なKEI値と比較的競争の少ない用語のリストが表示されています。ここでキーワード難易度を算出し、競争数が少ないだけでなく、質の面でもそれほど高くないかどうかを確認します。Rank Trackerがキーワードの難易度を計算する際、すべての用語についてトップ10のトップページを参照し、各ページについてのあらゆる種類のSEO統計、つまり、リンクドメインの数、ページ上の最適化率、Alexa順位、ソーシャルシグナル、ドメイン年齢、その他を分析します。

キーワードの難易度を確認することは、サイトを検索結果の上位に表示させるために必要な作業量の見積もり、各キーワードグループをターゲットにするサイトのページの決定に役立ちます。

方法: [キーワードの難易度]タブに切り替えます。分析するキーワードグループを選び、その中のすべてのキーワードを選択します。[キーワードの難易度]タブに移動して をクリッ クして値を計算します(値を更新するキーワードの数によっては、確認に時間がかかることがあります)。スコアが高いほど、競合他社のランク上位になるまでにかかるSEO作業量が増大します。

ヒント: 1.個々の競合他社のスコアの分析を行います。競合他社の個々のスコアを見て各サイトの詳細なSEO分析を実行し、競合他社の長所と短所を明らかにし、そのキーワードで上位にランクされる理由を確認します。下に御社のページ(キーワードのSERPあるいはキーワードに一致するもの)に同じ指標が表示されるので、SEOの様々な側面が競合他社と比べてどのように異なるかを確認することができます。


2.タグを使用すると、キーワードの検討が容易になります。キーワードを右クリックし、[選択したレコードにタグを追加]を選択し、難易度に応じてタグをキーワードに割り当てます。最初に簡単なキーワードについて最適化を開始し、より難度の高い語句は後で作業することをお勧めします。タグは、サイトのどのページにどのキーワードを入れるべきかを選択する次のステップでも役に立ちます。

ステップ 5:キーワードマップの作成

SEOキャンペーンで最も費用対効果の高いターゲット用語を選択したところで、キーワードマップを作成し、サイトのページにキーワードグループを配布します。

方法: ページへのキーワードの割り当て。キーワードグループを調べ、グループをターゲットにする特定のランディングページに割り当てます。割り当てを行うには、ページに割り当てるキーワードを選択して、[ランディングページにキーワードを割り当てる]ボタンをクリックします。この設定で、Rank Trackerはサイトの特定のページを選択されたキーワードグループに関連付け、サイトの別のページが意図したページの代わりに検索結果に現れるかどうかをお知らせすることができます。[ランディングページ]タブでは、ページのURLでキーワードマップを容易にブラウズすることができ、特定のページに関連付けたすべてのキーワードを即座に確認することができます。

ヒント: キーワードマップを作成する際に、キーワードの難易度を考慮しましょう。ランディングページにキーワードを割り当てる際に、必ず語句の「キーワードの難易度」を考慮してください。通常、最も難易度が高い語句はより多くのバックリンクが表示されているサイトのより強いページ(例えば、ホームページ)をターゲットにするとよいでしょう。

最適化を開始する準備が整いました!

おめでとうございます。キーワード調査の作業がこれで完了しました!理想的には、高KEI、低難易度の「今すぐ購入する」キーワードのリストが作成されたことになりますが、現実はそう簡単にはいきません。SEOの世界はそう楽なものではないのです。「利益、利益、利益」と大声を上げているような優秀なキーワードの難易度は100に近く、有望なKEIのキーワードが売上向上につながることはほとんどありません。ではどこから始めたらよいでしょうか。その答えは簡単です。まずは少しずつ、です。

1. まずは難易度の低いキーワードに焦点を当てます — 完全に「今すぐ購入」タイプの語句ではないでしょうが、いずれにせよ利益を生み出す可能性があります。以前の例をとると、「デジタルカメラの説明」、あるいは「カメラのブランド」といった語句を検討します。顧客は情報を探しているものです。そこから特定の製品に目をつけ、恐らくそれを購入することになるでしょう。そこがねらい目です。そういう顧客が御社のサイトをブラウズし、注文につながるような検索情報(と少しのプッシュ)を提供するのです。

2. サイトが検索エンジンから信頼され、関心が払われるようになり、御社もSEOに精通するようになったら、より販売のポテンシャルが高い、高難易度そして競合性スコアが高いキーワードに移ります。(すでにタグ付けしてあることがここで役に立ちます。)現在トップ10入りしている企業も、元々はトップ100圏外だったわけです。

徹底的な調査が結果を生むには多少時間がかかりますが、それは常に成果を上げるということを覚えておいてください。